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2005'08.30.Tue

仲間

ずっと、ブログをお休みしていました・・・。
書きたいことはいっぱいあったんだけど、体力がなくてgive up・・・。
また折をみて、過去のことになっちゃうけど書こうかな。
島のこととか、宿泊研修のこととか、友達にあったこととか・・・。

でも、今日は、ちょっとだけ書きます。
今日は、仕事の後に大学の時の仲のよかった友達に会いました。
全員は集まれなかったんだけど、それでも、みんな都合をつけて8人も集まったの。すごいよね。

私たちは大学3年の時に教員採用試験の勉強をするために集まったグループ。
それまで、ほとんど話したことなかった子もいたんだけど、
今ではかけがえのない大切な仲間。
大学時代がすっっごく充実していて、楽しくて、そして、大変な時も頑張れたのはみんながいたおかげだなって思う。

そんなみんなと2ヶ月半ぶりに懐かしい場所で会った。
久し振りに会えて、嬉しかったな。

今日集まったのはみんな教育関係の仕事をしていて、同じような悩みや愚痴を言い合える友達でもある。

みんな初めての仕事でいっぱいいっぱいになっているし、自分にも連絡をしようと思う余裕もないから、会えた時はここぞとばかりに話まくる!
話すことを商売にしていると言っても過言ではないので(笑)、話は尽きることがなかった。
明日のことを考えるとそうそう遅くまでいることもできないので、
名残惜しかったけど、約2時間半の集いは終了しました。

みんなも失敗をしたり、悩みを抱えていたりしても頑張っていることが伝わってきて、エネルギーが充電されていったよ。
初任研の仲間も宿泊研修を通してずいぶん仲良くなって、いろいろ話せるようになったけど、
やっぱり、教員になる前から同じ道を目指して頑張ってきた友達ってちょっと違うかもしれない。
肩の力がフッと抜けて・・・、とっても楽しかったなぁ。

ついこの前まで大学生で、ほぼ毎日会ってたのに、今はなかなか会えない。
それでも、心のどこかでつながっている安心感が
わかってくれる友達がいる心強さが
私たちをお互いに支えているのかなって思う。

大学時代も忙しくて、毎日大学に行ってたし、夜9時過ぎまで学科研に残って課題やら何やらやっていた。
でも!
今の忙しさとは気持ちがちがう気がする。
あの頃は言ってみれば自ら望んで忙しくしていたんだよね。やめようと思えばやめられたし、自分の責任だけで決断できた。
でも、今は自分だけの問題じゃない。
他人に迷惑をかけることになると思うと、勝手なことはできない。
それが社会人の大変さなのかもしれない。

本当は、
「忙しい」っていう言葉をあまり使いたくない。
「忙しい」っていう漢字は、「心を亡くす」って書くから。
それでも、忙しいって言ってしまう・・・。
どんなに大変でも「心」だけは亡くさないようにしないと。
機械になっちゃったら、教員になった意味がないからね。

(子どもの)夏休みがあと二日で終わっちゃう。
今までは、長い夏休みを過ごすことができたからこんな風に思うのかもしれないけど、
今は、目の前のことでいっぱいいっぱいになっていて余裕がなくてこんな風に思うのかもしれないけど。。

でも、
いろんな経験をして成長した子どもたちに会えるのは
楽しみでもあります♪

願わくば、一学期に築いたものが少しでもあの子たちの中に残っていますように・・・。
また、一からぐちゃぐちゃを立て直すのには相当のパワーが必要なので・・・。
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2005'08.20.Sat

海上にて

今、私は船の中。
東京都の島、新島に向かっています。
しかも!一人で!!

実は新島&式根島に行くの。
初!一人旅…!

…というわけではなく(笑)、職場の先輩方を中心としたメンバーで合宿?のような旅行に行くことになったんだけど、
宿泊研修があったため、後から合流することになったの。

島に行くのも船で一泊するのも初めてで、しかも一人でだから何だかドキドキしちゃった。

部屋には他に10名いるけど、シーンとしている。

夜景がキレイ。

楽しい旅行になるといいな。

だんだん眠くなってきた…おやすみなさい☆
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2005'08.16.Tue

ミュージカル2

行ってきました!!
2回目の「MOZART!」

昨日のアマデウス役は友達のオススメの人。
前回の人とどんな風に違うのかなって楽しみにしていました♪

今回の人は・・・
声がステキでした・・・!
柔らかいけど、芯の強そうな、しっかりした声で
歌声がでてくるのが当たり前のような感じがした。
一生懸命、息を吸っているっていう感じがしなくて
声もただまっすぐ三角形の音がスッと伸びてくるのではなくて、
何だろう・・・?
弧を描いて遠くまで伸びていく感じかなぁ。。。
静かな曲とロックのような曲とのギャップもあって楽しかった。
もっと、歌を聴きたいなぁって思った。

今まで、同じものを2回観るってどういうことだろう・・・?って思ってた。
私が今までに2回観たことがあるのは「ライオンキング」だけ。
それも、1回目は英語で観たからストーリーを日本語で観たいと思って。

でも!!
今日観に行って、何回も観たくなる気持ちがわかるような気がした。
キャストによって舞台の雰囲気がやっぱり少し違うし、
たった5日だけど、時間の流れは確実に役者さんたちを変えるんだなって実感した。
作る側は、作り上げた喜びや達成感を感じながら、最初に出来上がった芸術性を披露する。
それもすてきなことだけど、
舞台は1回限りではない。
人に観てもらって、その時間を共有することで新たなものが生まれてくるんだなって思う。
それに、役者さんも、最初に出来上がったその役を、何度も演じることでどんどん昇華していくんじゃないかなって思った。
稽古をしていて得たものとは別に、
何度も本番を踏むことで得る何かもあるんじゃないかな。。
きっと、役者もスタッフも観客もみんな揃って生まれるもの。
本番の、やり直しのきかない、「今、その時」を体感しているみんなで生み出すものなのかもしれない。。

そして、それが観客に「また来たい!」って思わせるものなんじゃないかな。

観る側も、回数を重ねるごとにストーリーや演出についてよく知ることができる。私も、この前より話がよくわかった。
さらに、2回目はちょっと知識を増やして(?)からまた観るから、観方も変わる気がする。
知識といっても、それ自体に関わる事実的なものから、友達と話しながら感じたことや共有した時の思いなんかも入っていて、その幅は広い。

前回の舞台を観て、気になっていたことがある。
夜会や仮面舞踏会の時に出てくる女性の髪型!
頭の上に船なんかのせるの?!って思ってたんだけど、
この前、POLA美術館に行った時に
偶然、ヘアモードの変遷っていう展示がしてあって、
フランスの絶対王政期に実際にあった髪型なんだと知ってびっくり。
そういうところもこだわって作っているのかなぁ、やっぱり。すごいな。

ミュージカルの中で、ずっと一言も話さない子どもの頃のモーツァルトが出ている。
作曲したものを彼が大人のモーツァルトに渡すという演出になっていた。
モーツァルトが天才と言われる所以の一つに
作曲したものを譜面に書いたあと、直しをしないところにある。
頭の中で曲が完成してしまうから、後は書くだけなのだ。
ミュージカルの最初の方で、父親にそう言うシーンもあった。
だから、あれだけの数の作曲ができたのかもしれない。
35年という短い生涯の中で
彼は600曲も作曲した。
しかも、あらゆるジャンルで傑作を残しているのだ。

それが、映画「アマデウス」の中でサリエリが彼に嫉妬する一つの要因でもあった。

昔は音楽は数学や天文学と同じような存在(?)で、
知識をもっている人たちだけが理解することができた。
だから教会が音楽家を雇っていた。
特権階級が教養として音楽を愛好するのは一種のステイタス。
ザルツブルグ司教も、自分の権力を誇示するために手放したくなかったのかもしれない。

モーツァルトの音楽の特徴はいきなりの転調である。
このミュージカルの曲も転調がたくさんあって、難しいだろうなあって思った。
こういうところも意識して作られたのかな?すごいな。

ミュージカルの最後の方ではオペラ「魔笛」の作曲シーンが出てくる。
オペラといえば、当時はイタリア語で書くのが当たり前だった。
それを、原語で書いて、上演して、さらに成功をおさめたというのは
それだけ、時代が市民階級の方に移行してきたということなのかもしれない。
もう少し前の時代なら、貴族も力があるからパトロンになれただろうけど、
モーツァルトが亡くなったすぐ後にフランス革命が起こったように、貴族が落ちぶれていったから音楽家を雇うことができない。宮廷音楽家にもなかなかなれない。
そして、もう少し後の時代なら、市民階級が台頭してきて、音楽がもっと大衆のものになり、サロンで弾いたり、オペラを上演したりして別の活躍の仕方ができたのかもしれない。
時代に翻弄された天才だったのかもしれない・・・。

そんなことを思いながらまた観ると、また、おもしろくなるんだろうなぁ。。。
何度も観たくなる気持ちがよぉーくわかりました。



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2005'08.14.Sun

センチメンタル

20050814083004
昨日、高校の時の友達と会った。
地元の駅周辺でお茶をしながら、仕事の話や近況報告をした。

私たちは、お互い、社会人一年目。
慣れない中で頑張っている話を聞くと私もパワーをもらえたように思う。
全く違う世界にいるので、仕事の話は興味深かった。

あの頃、私たちがこんな風な話をするなんて想像できなかったな。
気がついてみれば高校を卒業してからずいぶん経つ。
高校の三年間より、卒業してからの年月の方が長いんだもん。
ずっと関係が続いてきたことをとても嬉しく思うし、そんな人たちに出会えた高校時代はやっぱり大切な時間だったなと思う。

あの頃は、目の前のことにただ一生懸命で、小さなことにもすごく悩んでた。
希望もたくさんもってて、将来のこともいっぱい話したな。

彼女とは部活が一緒だったので、会うたびに思い出話に花がさく。
割とタイプも似ているのでよくいろんな話をしたことを思い出す。

今日は何だかすごく懐かしくなっちゃって、高校までの通学路をたどってきてしまった。
自転車で通ってたけど、今日は徒歩で。
途中、何人か母校の生徒を見かけた。
いつまでも高校生だったのがついこの間のように感じてたけど、
やっぱり時は流れているんだなぁ。

夕日の中に浮かぶ母校は
ものすごく郷愁を誘う。

いろんな意味でやり直したいことがいっぱいある高校生活だったけど(特に学業とか。。。)
でも、出会えた人たちは本当に大切な人たちで
あの高校に行ってよかったなぁと思う。

あの頃の自分たちにちょっと会いたくなるような一日だった。
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2005'08.12.Fri

印象派

20050812161507
昨日から、母と妹と箱根に来ている。

小田急線に乗るたびに気になっていた、POLA美術館に行ってきた。

強羅駅からバスで約10分。
山の中を上へ上へとくねくね上っていくと
ガラス張りの美術館がひっそりと佇んでいた。
どこからともなくウグイスの声が(なぜか)聞こえてきて
周りには涼しい空気が流れていた。
美術館自体まだできたばかりで、外観からとってもステキだった。

印象派の絵は色彩がとてもキレイ。
遠くから見るとその風景がキラキラと光っているようだった。
色と色の境がなくて、淡い色が多い感じがした。
移りゆく光と風景の一瞬一瞬をとらえようとした画風が特徴の印象派。
明るい色彩と柔らかい雰囲気が穏やかな気持ちにさせてくれる。

私はモネの絵が特にお気に入り。
空の青とキラキラと光る海の青がどこまでも続いていて
実際にその風景を見たくなった。
有名な『睡蓮』もあった。モネは晩年、自宅の庭の睡蓮をたくさん描いたそう。
薄暗い茂みの中に光がさして
池の中からポツポツと浮かび上がるピンクの蓮の花。
何だか現実じゃないような感じがした。

ゆったりとした時間を過ごせて
私もエネルギーを補充できました!
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2005'08.11.Thu

ミュージカル

今日は、中学の同級生の子と日比谷にミュージカルを見に行きました。
もともと音楽が大好きで、ミュージカルにも興味はあったんだけどなかなか行く機会がなかったの。
でも、ミュージカル(出演者・・・?)の魅力に取り付かれた彼女の話を聞くうちに私も行ってみたくなって
行動派の彼女は同窓会の後すぐにチケットを取ってくれました。

観たのは「MOZART!」
メロディーが印象的な曲が多く、話もおもしろくてとっても楽しかった。
実際のモーツァルトの死も謎めいているからドラマ性もあるし、
本人が作曲した曲も所々に散りばめられていて
すごく観やすかったな。

歌で物語を伝えるには
聴かせどころの曲と話を進める部分がある。
歌唱力はもちろん、演技力も必要で
役者さんはすごいなって思う。

オペラ(音楽+演劇etc→総合芸術)がアメリカに渡ってミュージカルになったんだよね。
聴かせどころのアリアとアリアとアリアの間の話を進めるレチタティーヴォがある。
今日の「MOZART!]も同じようになっていて
「おんなじだ!」って思った。

去年、大学4年の時に「西洋文化史」っていう授業をとって、
オペラやその原作についての講義を受けたの。
その時も先生の話がおもしろくて、どんどん内容に惹きこまれたけど
知った内容を実際に経験するともっとおもしろいなって実感した。

さっき去年のノートを引っ張り出して、モーツァルトのことをちょっと復習した。

・・・実は15日も違うキャストの「MOZART!」を観に行くことにしたんです。
今度はキャストの違いも楽しみだし
時代背景やモーツァルトのことも知って、別の視点からも観ることができるかもしれない。
楽しみ♪

ちなみに
私が教師になった理由の一つに
“学級でオペレッタをやりたい”
というのがある。
卒論もその事例検討だし。
小さい頃から芸術に触れて過ごすのって
子どもたちにプラスになると思う。

でも、まずは
私自身が好きなことをしたり、様々な感覚で感じたりして
豊かになることだよね。
引出しが少ないと
子どもたちに伝えられないもん。


どんどん、友達に影響されているような気もしますが
(昔からそうなので・・・さすが10年来の友達!!)
日々の生活に潤いを与えるということで、
また行ってきます!




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2005'08.10.Wed

夏休み

今日から夏休みです。
しっかり五日間とったけど、
なんだかやらなきゃいけないことが気になって、気になって・・・
なかなか切り替えられない。。
かといって、家で仕事をするわけでもなく・・・。

なんだかダメダメの私です。

子どもが夏休み中の期間って
学校で何してるの?
ってよく聞かれます。
確かに授業はないし、プール当番くらいに感じるよね。

でも!!
初任者の私には研修や二学期の準備だけで手一杯なのです・・・。
まだ学年主任の先生から渡されたやることリストが半分も終わってない・・・。
3週間何をやっていたのだろう。
早く帰れることにうかれちゃったのかな。

いやいやいや
毎日ちゃんと研修を受けていました・・・!

考えちゃダメかな。
気持ちを切り替えなきゃ、せっかくの夏休みがもったいない。

授業でも生活でもメリハリが大事!!

こんな私が教えてていいのか・・・と思っちゃうね。
・・・メリハリをつけるようにします・・・。


今日はこれからミュージカルを観に都心に出かけます。
楽しみだな♪
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2005'08.06.Sat

プール当番

朝からとっても暑く、
昨日もプール日和。

こどもたちは気持ちよさそうでした。
大人は…?
紫外線との闘いかな。。

昨日は初めて大プールに入ったの!二年生の子たちと一緒に。
二年生の子たちも初めてだったけど、すごく嬉しそうだった。夏休みのプールに来る子はプール大好きな子が多いのもあるけど、こどもたちはチャレンジ精神も旺盛なんだと思う。

一人、大プールに入るのを怖がった子がいたんだけど、でも、入りたくないとは言わなかった。
「絶対、手、離さないで!!」
とは言いつつも入りたい気持ちの方が強いみたい。
こどもってすごい!

でも、その気持ちを支えているのは
先生への信頼なのかなって思った。
あんな瞳で見つめられたら
しょうがないな~って思いながらも最後までつきあってあげたくなっちゃう。
結局、
彼を支えながら25mを3回歩きました。
ちなみに移動も水の中。
3往復しました。

どんなに頼りない私でも、先生として疑いもなく信頼してくれるあの子たち…。
もっと頑張るからね!
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2005'08.02.Tue

研修②

昨日、今日の二日間は老人ホームでボランティア体験研修だった。

たった二日間じゃこの世界のことはもとより、施設のこともほとんどわからなかった。
でも、すごくいい体験をさせていただいたと思う。

まず、何よりもスタッフの方の明るさが印象的だった。
やっぱり、利用者の方はいろんな事情があって施設に入るのだろうし、体が思うように動かなくなったり、病気がちになったりするから、なかなか明るい気持ちになれないこともあると思う。
そんな時にスタッフの元気のいい声や明るい笑い声を聞いたら、気持ちも少しは上向きになるんじゃないかな。

高齢者の方を大切に思っていることも伝わってきた。
 できることは自分でやってもらってその方の自立を見守る姿勢。
 少しでも負担を減らせるように工夫された手順。
 利用者が不安にならないようにその方にあった声かけをする。
 ミスがないようにチェックや連絡をこまめに行う・・・
など、基本的なことをしっかり行っていた。

相手が子どもであっても同じだなって思った。

スタッフの一人が
「この仕事って、人から大変でしょってよく言われるけど、好きだから大変なんて思わないのよね。」
って言ってた。
すごいな。。。

大変じゃないわけないけど、好きだから没頭したりきつい業務もこなせちゃうんだよね。
“好き”っていうパワーはすごい!!

もう一つ・・・
今まで、当たり前にできていたことができなくなるってどんな感じだろう・・・。
年齢とともに老いていくのは自然の摂理。
だけど、いろんなことを忘れていったり、できないことが増えていったり・・・。

高齢者の方に「ありがとう。」ってたくさん言われた。
そのそばで「すみません。」とも言われた。

普段はめんどくさいって思って、人にやってもらいたくなることがたくさんあるけど、
自分でできるって幸せなことなんだよね。
その「できること」に向かって頑張ろうっていうやる気を見つけて応援することが
まずは第一の私の立場かなぁ。



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2005'08.02.Tue

研修

先週、今週は毎日研修です。
学校を離れて、いつもと違う人と出会えるのもなかなか新鮮。
特に先週受講した学校教育相談は、おもしろかったな。
内容の一つは、「エンカウンターを活用」して「カウンセリングの基本」を体験学習すること。
3つのエクササイズそれぞれいろいろと考えさせられた。

①子どもの頃の通学路
・・・というテーマで、まず、画用紙に通学路の絵を描く。3分くらい。
必死に描いたけど、とても人には見せられないような代物です・・・。
次に自分で描いた絵を見せながら、説明や通学路に関する思い出をグループ(4人1組)の人に2分話す。

絵があると自分の強く印象に残っている話が中心になって話しやすいし、子どもの頃の話って、誰にでもあることだから童心に返って楽しく話せるみたい。クレヨンで描いた絵もあったかくて、いい味出してたんじゃないかな。
グループは“知らない人”で構成してあるのに自然と仲良くなってきて、どんどん盛り上がっていったの。
みんな目をキラキラさせながら
「え?もう2分経ったの?!」っていう感じだった。

このエクササイズをしながら、私の通学路で真っ先に思い浮かんだのが富士見町の小学校に通っていたときのことだった。
あんなに自然豊かなところで暮らせたのは、私のかけがえのない財産かもしれない。
あの頃の日記を読んでみると、毎日飽きもせずに風のこと、リスのこと、公園のこと、星のこと・・・を書いていた。
私の感性はあそこで育まれたのかな・・。

今も、もちろん季節の移り変わりや風を感じることがあるけれど、あの頃はもっと日常的に、そして敏感に感じていたのかもしれない。

大人になった今、もう一度あの場所に行ってみたいなと思う。


②傾聴のロールプレイ
2人1組で聴き手と話し手になる。
聴き手は前半の1~2分は「拒否の態度」で聞く。
EX:目をそらす、手足を組む、時計や周囲を見る、間の抜けたあいづち…
後半の1~2分は傾聴(相手の話にうなづきながら、相手の気持ちを聴くことに専念)
→話し手は知らない!

私は話し手をやったんだけど、最初はなんだか話しづらくて、なかなか話題が進まなかったの。時間がすごく長く感じて、「こんな話じゃダメだったのかな」「つまらないのかな」って不安になるし、話すことがなくなってきちゃって。
後で種明かしをされて、そうなんだ~と驚いた。
聴いてくれる相手がいるから「これも話そう」「あれも話そう」ってなるし、相手のちょっとした質問によって話が膨らんだり展開したりすることってあるなって実感した。
さらに、交代してやってみて、聴き手も拒否的な態度で聞くと話の内容が自分の中に入ってこないことがわかった。

そして・・・振り返り。
私は子どもの話をちゃんと聴いているのかなと・・・。
給食を配っている時とか、神経は熱いスープに集中していて、話しかけられてもあいづちだけのことが。。。
いちいち○○がどうした、こうしたって話しに来るのも問題だけど、話を聴く時はちゃんと目を見て聴かなきゃなと反省。
もちろん時と場合によるし、全部を聴いていたら子どもが帰るまでにやらなきゃいけないことができなくなる。
でも、私も子どもに話を聴いてもらいたいし、そのためには、私もちゃんと聴かなきゃね。


③いいとこ探し
2人1組で、AとBになる。
Aはひたすら
「あなたは何をもっていますか?」
「あなたは何ができますか?」
の質問を繰り返す。(組み合わせは自由) ※あいづちをうちながら質問

自分のもっているものやできることってあまり意識しないから思い浮かばなかった。
私たちはないものやできないことばかりに目がいってしまうんだなってことを実感。
それに、こんなことできることって言わないな・・・って思っていることも発見。
「できる」ってどうしても人と比べちゃっているんだよね。
ただ単純に自分がそのものごとに対して「できる」ことは「できる」とは言わなくて、人より「上手に」とか「早く」とかがつかなきゃ「できる」って言わない。

でも、本当は人と比べる必要ってあんまりないのかも。
自分にとって「これもできる」「これももっている」・・・と考えることは自己肯定だよね。
今あることがいいことにつながっていくのではないかという視点に立って、本人や取り巻く環境をpositiveに受け取っていくことは大事なことだなぁって思った。

ついでに・・・。
自分でも、「できる」ってあまり実感もてないから
子どもだってそうだよね。
何が「できる」のかさえわからないのかもしれない。
小さなことや他の人にとっては当たり前のことでも、
その子にとって変化したこと、できたことは
たくさん見つけて
たくさん誉めてあげたい。

当たり前のことかもしれないけど、それを相手が口に出してくれることで実感できることもあるんだよね。

教師の大事な仕事かなと思いました。
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